下手な自己啓発本の1億倍、前向きになれる本 「ほんまにオレはアホやろか」 水木しげる著

わたくしは、些細なことを気にしすぎて自滅するタイプの人種です。
つまらぬことでクヨクヨし、ちょっと嫌なことがあるとコタツにもぐりこんで、
「生まれ変わったらフナムシになりたい……ぐすんぐすん」と頬を濡らすことなど日常茶飯事。

そんな情けない自分の脳みそをパシッとはたいて、前を向きたいときに読む本がコチラ!

 

どーん!


ほんまにオレはアホやろか (新潮文庫)

水木しげる先生は、ゲゲゲの鬼太郎や悪魔くんなどのヒット作を描く、超BIG漫画家さん!
わたくしも小さい頃は毎週、テレビにかじりついて「ゲゲゲの鬼太郎」のアニメを見てましたし、前髪を伸ばしていた時期は友達から「おい! 鬼太郎!」と、名誉なあだ名で呼ばれていたものです。

ほんまにオレはアホやろかは、水木しげる先生の自伝です。
この本を読んでいると、氏の壮絶な人生に圧倒されて、自分がいかに小さくてしょうもない、ウンコ人間かを思い知ることになります。

文体は全体において、ひょうひょうとしています。
淡々とした文章、その中にユーモア溢れる言い回しをからめて、水木先生がこれまでしてきた経験を時系列で描き出しています。
学生時代の落第ばかりしていた話、戦争で生死をさまよった話、敵から逃げる話、仕事で苦労する話、お金で苦労する話……必死で絵を書く話……
普通の精神力なら、心がポッキリ折れてしまうような出来事も、水木先生は独特の器の大きさとマイペースさで乗り越えていきます。

作家の京極夏彦先生が、とあるインタビューで、
「本人が、作品よりも面白い。水木しげるが水木しげるの最高傑作ですね」
と語っていました。

なるほど、確かに!
その通りだと思います。
この本を読んで、水木先生の挙動を追っているとドキドキが止まらなくなります。
ロマンティックも止まらなくなります。
小さな型にはまらずに生きる様は、何度読んでも「かっこいい」のです。

要所要所に、水木先生の挿絵も描かれており、これもまた素敵。

下手な自己啓発本よりも、この本を読んだほうが1億倍、前向きになれますよ!

ぜひぜひ、読んでみてくださいね。

 

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