「人生は短い」だとか「タイム イズ マネー」だとか、時の大切さを匂わせる言葉はたくさんありますが、漠然とした未来のことを言われてもどうもピンときません。
しかし、もっと具体的に思考し、
「残りの人生で、あと何冊くらいの本が読めるだろうか」と考えてみたら、なにやらゾッとするものを感じました。
読まんとする本のページ数や読みやすさにもよるでしょうが、
1日1冊として計算しても……
100歳まで生きるとしても……
※計算中※
――う~ん。
どんぶり勘定で、1万~2万冊が限度といったところでしょうか。
生きている間に、この世の全ての書物を読破できる可能性は皆無。
そして、こうしている間にも、世のどこかで作家さんたちが名作を書き上げつつあるのです。
時間が!
時間が足りない!
もっと、日々を大切に生きていかなくてはな、と思いました。
「時は金なり」、うむ、確かに。
――珍しく、いいことを言った気がします。